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Plamo 4.72 のインストール [Plamo]

Plamo Linuxは、Slackwareをベースに、こじまみつひろ氏らによって開発された
ディストリビューションです。

名前の由来はこの辺に書かれていますが、「趣味性が強く,改造するのも簡単で,
商用 Linux に比べてちょっとチャチ, 幼い頃から誰でも一度は
遊んだことがあるだろう郷愁を感じさせる プラモデルのプラモ」ということです。
http://www.linet.gr.jp/~kojima/Plamo/whats_plamo.html#naming

今回は、このPlamo Linuxをインストールしてみようと思います。
Plamo Linuxに関するURLは次の場所にあります。

Plamo Linux 公式ホームページ
http://plamo.linet.gr.jp/drupal6/

PlamoLinux Wiki
http://plamo.linet.gr.jp/wiki/

Welcome to Plamo Linux Home Page
http://plamo-linux.jp/

Plamo Linuxを初めて使ったのは、3.0のころで、それ以降もちょこちょこ使っていますが、
このディストリビューションは使いやすくて、また重たくないので割と好きです。

インストール用メディアは、上記公式ホームページ記載のリンクから取得します。
今回は、4.72のDVD用ISOファイルを使用します。

仮想マシンの設定は、次の通りです。
・インストーラ ディスク イメージ ファイルとして、ダウンロードしたisoファイルを指定。
・ゲストOSは「Linux」の「他のLinux 2.6.x カーネル」を選択。
・ディスク容量は128GBと設定。
・メモリは4096MB割り当て。
・プロセッサ コアの数は4を割り当て。
・ディスプレイは、念のため3Dグラフィックスのアクセラレーションを有効にする。

仮想マシン設定後、マシンを起動すると、次のようなインストーラ起動画面が表示されます。
ここでは、特に何も入力しなくても、まもなく自動で処理が進みます。
Plamo4.72-001.jpg

参考までに、Plamo 4.0のころのインストーラ起動画面は、こんな感じでした。
今のバージョンではPlamo子ちゃん(仮称)がいなくなってしまったのが残念。
Plamo4.72-002.jpg

ログインプロンプトが表示されたら、rootでログインします。
Plamo4.72-003.jpg

コマンドラインにて「setup」と入力します。
Plamo4.72-004.jpg

まず、KEYMAPを選択し、キー配列を設定します。
Plamo4.72-005.jpg

デフォルトで「ESC」が選択されているので、チェックを外し、「106」のみを選択した状態で、OKを選択します。
Plamo4.72-006.jpg

続いてfdiskを選択します。
Plamo4.72-007.jpg

/dev/sdaしかないので、これを選択します。
Plamo4.72-008.jpg

まずスワップパーティションを作ります。
コマンドで「n」を入力します。
Plamo4.72-009.jpg

「p 基本パーティション」を入力します。
Plamo4.72-010.jpg

パーティション番号は1を指定します。
Plamo4.72-011.jpg

開始シリンダは、規定値の1とするため、そのままEnterを押します。
Plamo4.72-012.jpg

最終シリンダはサイズでの指定とします。
4GBを割り当てるので「+4096M」と入力します。
Plamo4.72-013.jpg

コマンドpで状態を確認します。
Plamo4.72-014.jpg

Linuxパーティションが作成されているので、IDをスワップパーティションに変更します。
Plamo4.72-015.jpg

コマンドtを入力します。
Plamo4.72-016.jpg

Linux SwapのIDである「82」を入力します。
Plamo4.72-017.jpg

コマンドpで状態を確認します。
Plamo4.72-018.jpg

ファイルシステムがLinux Swapになったことが確認できます。
Plamo4.72-019.jpg

続いてLinuxパーティションを作成します。
コマンドnを入力します。
Plamo4.72-020.jpg

「p 基本パーティション」を入力します。
Plamo4.72-021.jpg

パーティション番号は2を指定します。
Plamo4.72-022.jpg

開始シリンダは規定値とするので、そのままEnterを押します。
Plamo4.72-023.jpg

最終シリンダは残りすべてを割り当てるので、そのままEnterを押します。
Plamo4.72-024.jpg

コマンドpにて結果を確認します。
Plamo4.72-025.jpg

正しくパーティションが作成されていることを確認します。
Plamo4.72-026.jpg

コマンドwでディスクに変更内容を書き込みます。
Plamo4.72-027.jpg

続いて「install」を選択して処理を進めます。
Plamo4.72-028.jpg

KEYMAPの設定は済んでいるので、「ADDSWAP」を選択します。
Plamo4.72-029.jpg

先ほど設定したスワップパーティションが検出されるので、「Yes」を選択して処理を進めます。
Plamo4.72-030.jpg

「Yes」を選んでスワップパーティションの初期化を行います。
Plamo4.72-031.jpg

スワップパーティションの初期化終了。「OK」を選択します。
Plamo4.72-032.jpg

スワップパーティションの設定完了。「OK」を選択します。
Plamo4.72-033.jpg

「Yes」を選択して処理を進めます。
Plamo4.72-034.jpg

rootパーティションは/dev/sda2を選択します。(というかこれしかパーティションを作っていない)
Plamo4.72-035.jpg

フォーマットは念のため「Check」を選択します。
Plamo4.72-036.jpg

ファイルシステムはext4を選択します。
Plamo4.72-037.jpg

「Yes」選択して処理を進めます。
Plamo4.72-038.jpg

「1 CD-ROMからインストール」を選択します。
Plamo4.72-039.jpg

scanを選択してインストールメディアを自動検出します。
Plamo4.72-040.jpg

「OK」を選択して処理を進めます。
Plamo4.72-041.jpg

「plamo」を選択して処理を進めます。
Plamo4.72-042.jpg

「Yes」を選択して処理を進めます。
Plamo4.72-043.jpg

すべてのカテゴリを選択して処理を進めます。
Plamo4.72-044.jpg

「Yes」を選択して処理を進めます。
Plamo4.72-045.jpg

「RECOM」を選択して処理を進めます。
Plamo4.72-046.jpg

「Yes」を選択して処理を進めます。
Plamo4.72-047.jpg

「GRUB」を選択します。
Plamo4.72-048.jpg

「MBR」を選択します。
Plamo4.72-049.jpg

このままOKを選択します。
Plamo4.72-050.jpg

/dev/sdaを選択して処理をすすめます。
Plamo4.72-051.jpg

「Yes」を選択します。
Plamo4.72-052.jpg

「tradnet」を選択します。
Plamo4.72-053.jpg

OKを選択します。
Plamo4.72-054.jpg

ホスト名を指定します。
Plamo4.72-055.jpg

DHCPなのでドメイン名を入力せずにOKを選択します。
Plamo4.72-056.jpg

「Dhcp」を選択します。
Plamo4.72-057.jpg

「Yes」を選択します。
Plamo4.72-058.jpg

プロバイダが提供しているDNSサーバのアドレスを入力します。
Plamo4.72-059.jpg

OKを選択します。
Plamo4.72-060.jpg

Yesを選択します。
Plamo4.72-061.jpg

OKを選択します。
Plamo4.72-062.jpg

途中でrootパスワードの設定をします。

OKを選択します。
Plamo4.72-063.jpg

Exitを選択します。
Plamo4.72-064.jpg

VMware Playerの「インストールを完了しました」ボタンを押します。
Plamo4.72-065.jpg

Ctrl-Alt-Delを送信し、OSを再起動します。
Plamo4.72-066.jpg

GRUBの画面でPlamo-4.72を選択します。
そのまま30秒待っても構いません。
Plamo4.72-067.jpg

rootでログインします。
Plamo4.72-068.jpg

VMware Playerのメニューから、「仮想マシン」→「VMware Toolsのインストール」を選択します。
Plamo4.72-069.jpg

自動でCD-ROMはマウントされません。まず、次のコマンドで/media/cdrom ディレクトリを作成します。
mkdir /media/cdrom
Plamo4.72-070.jpg

次のコマンドでCD-ROMをマウントします。
mount /dev/cdrom /media/cdrom
Plamo4.72-071.jpg

/media/cdrom に移動後、lsでVMware Toolsのファイル名を確認します。
cd /media/cdrom
ls
Plamo4.72-072.jpg

今回使用するVMware Toolsのファイル名は赤文字で表示された「VMwareTools-8.4.2-261024.tar.gz」なので、この名前を控えておきます。

次のコマンドでワーキング ディレクトリに移動する。
cd /tmp
Plamo4.72-073.jpg

次のコマンドでインストーラを展開します。
展開するファイル名は先ほど確認したファイル名を指定します。
tar zxpf /media/cdrom/VMwareTools-8.4.2-261024.tar.gz
Plamo4.72-074.jpg

次のコマンドでCD-ROM イメージのマウントを解除します。
umount /dev/cdrom
Plamo4.72-075.jpg

インストーラを実行して VMware Tools を構成します。
cd vmware-tools-distrib
./vmware-install.pl
Plamo4.72-076.jpg

質問にはすべてEnterで答えていきます。
Plamo4.72-077.jpg

Vmware Toolsのインストールが完了します。
Plamo4.72-078.jpg

startxを使用してみます。
Plamo4.72-079.jpg

rootのデフォルトウインドウマネージャーはtwmです。
Plamo4.72-080.jpg

VMware ユーザー プロセスを開始します。
vmware-user
Plamo4.72-081.jpg

Plamoで使用できるウインドウマネージャーはいくつかありますが、
切り替えが便利にできるようにできていないので、いろいろなウインドウマネージャーを試してみたい場合は、
ウインドウマネージャの数だけ、ユーザを作るといいかもしれません。

ひとまずXserverからexitします。
Plamo4.72-082.jpg

例としてKDE用ユーザを作成してみます。
adduserコマンドを入力します。
Plamo4.72-083.jpg

日本語表示できるのでyを入力します。
Plamo4.72-084.jpg

ログインユーザ名を入力します。
Plamo4.72-085.jpg

ユーザID、グループ、ホームディレクトリ、シェルは、Enterを押してデフォルト値を使用します。
Plamo4.72-086.jpg

使用するWindow Managerを指定します。ここでは5のKDEを選択します。
Plamo4.72-087.jpg

日本語入力設定をします。ここでは2のかな入力を指定します。
Plamo4.72-088.jpg

uim/SCIMは2のSCIMを使用します。
Plamo4.72-089.jpg

ビジュアルベルは、とりあえずyを指定します。
Plamo4.72-090.jpg

フォント、およびアカウントの有効期限については、すべてEnterを入力してデフォルト値を使用します。
Plamo4.72-091.jpg

ユーザーのフルネームを入力します。
Plamo4.72-092.jpg

Room Number、Work Phone、Home Phone、Otherは、ここでは指定せずEnterのみを入力します。
Plamo4.72-093.jpg

ユーザ作成が完了します。
Plamo4.72-094.jpg

同様に他のManager用のユーザも作成しておくと色々なWindow Managerを試せます。
一度、ログオフ後、作成ユーザでログインし、startxコマンドを入力します。

デスクトップ画面を紹介しておきます。
KDE
Plamo4.72-095.jpg

Plamo 4.03の頃は、adduserコマンドでユーザを作る際にKDEフォントを指定することができて、
手書きフォント(みかちゃん)を使用することもできました。4.72では、指定できないようです。ちょっと残念。
ちなみに4.03でみかちゃんを使用した画面はこんな感じです。
Plamo4.72-096.jpg

GNOME
Plamo4.72-097.jpg

AfterStepの起動画面。Plamo子ちゃん(仮称)が迎えてくれます。
Plamo4.72-098.jpg

AfterStep
Plamo4.72-099.jpg

参考までに美少女コスプレ時計 Emiclockはメニューからは消えていますが、
コマンドで「emiclock &」と入力すると使用できます。
Plamo4.72-100.jpg

QVWMについては、起動画面の後、
ビープ音が発生した状態でフリーズしてしまい、使用できませんでした。
Plamo4.72-101.jpg

Xfce
Plamo4.72-102.jpg

Plamoもどんどん最新のソフトに対応していってすごいなぁと思う反面、
なんとなく最近のバージョンはまじめになっちゃって遊びゴコロが少なくなっちゃった気がするなぁ。

タグ:Plamo
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